東京の和菓子おすすめ15選|老舗から名店までエリア別に紹介

東京の和菓子おすすめ15選|老舗から名店までエリア別に紹介 老舗・名店

最終更新: 2026-06-06

Google Maps調べでは、東京都内に登録されている和菓子店は30件以上あり、平均評価は4.31と高水準です(2026年6月時点)。東京出張の手土産に、観光のお供に、あるいは「本当においしい和菓子を食べたい」と思ったとき、選択肢が多すぎて迷うことはないでしょうか。

この記事では、和菓子職人としての視点から、東京都内で訪れるべき和菓子店を15店厳選しました。創業100年超の老舗から、いま注目を集める話題の店まで、エリア別に特徴と名物を紹介します。まずエリア別の概要をお伝えし、次に各店の詳細、最後に目的別の選び方をご案内します。

東京の和菓子店 エリア別マップ

東京の和菓子文化は、江戸時代から続く歴史的な背景と、各エリアの特色が密接に結びついています。和菓子店が集中するエリアを知っておくと、効率よく巡ることができます。

エリア 特徴 代表的な和菓子 店舗の傾向
日本橋・中央区 江戸商人の町。老舗が集中 飴菓子、羊羹、いちご大福 創業100年超の重厚な店構え
浅草・上野 下町の食べ歩き文化 どら焼き、芋ようかん、あんみつ 観光客にも入りやすいカジュアルな雰囲気
赤坂・麻布十番 政財界の贈答文化が根付く 羊羹、たい焼き、鶯もち 高級感ある手土産向きの名店
銀座 文化人に愛される老舗 もなか、上生菓子 予約必須の人気店が多い
駒込・千代田区ほか 地元密着の職人技 揚最中、練り切り 知る人ぞ知る隠れた名店

和菓子の種類や分類について詳しく知りたい方は、和菓子とは?種類・歴史・魅力を徹底解説もあわせてご覧ください。

日本橋・中央区エリアの和菓子名店

日本橋は江戸時代から商業の中心地として栄え、大名や豪商が贔屓にした菓子舗が今も暖簾を守り続けています。

翠江堂 本店(中央区新川)

口コミ評価4.5(481件)を誇る翠江堂は、いちご大福の名店として知られています。薄い求肥に包まれたジューシーないちごと、きめ細やかなこしあんの組み合わせは、一度食べると忘れられない味です。朝から行列ができることも珍しくありません。

項目 詳細
住所 東京都中央区新川2-17-13
アクセス 八丁堀駅から徒歩5分
名物 いちご大福(季節限定)
Google評価 4.5(481件)

大福の種類について詳しくは大福の種類一覧|定番から変わり種まで徹底解説で紹介しています。

日本橋 長門(中央区日本橋)

口コミ評価4.5(430件)。江戸時代から続く老舗で、代々受け継がれてきた製法を守り続けています。看板商品の「久寿もち」は、独特のもちもちした食感と上品な甘さが特徴です。日本橋の街並みに溶け込む風格ある店構えも魅力のひとつです。

榮太樓總本鋪(中央区日本橋)

文政元年(1818年)創業。200年以上の歴史を持つ老舗が生み出した「梅ぼ志飴」は、カラメルのコクを活かした飴菓子の傑作です。甘さの中にほんのりとした酸味を感じる味わいは、現代のスイーツにはない奥深さがあります。日本橋駅から徒歩2分というアクセスの良さも手土産購入には便利です。

ツバメヤ 日本橋店(中央区日本橋)

口コミ評価4.5(161件)。岐阜県発祥のわらび餅専門店が東京に進出した話題の店です。黒糖のコクが効いたわらび餅は、とろけるような柔らかさで、きな粉との相性が抜群です。伝統的な和菓子の技術を活かしつつ、現代的なセンスで仕上げた店舗空間も人気の理由です。

浅草・上野エリアの和菓子名店

浅草と上野は東京の下町文化を代表するエリアです。観光しながら食べ歩きを楽しめる和菓子店が多く、手頃な価格帯の名品が揃っています。

浅草 亀十(台東区雷門)

大正末期の創業以来、手焼きにこだわるどら焼きの名店です。生地のふわっとした軽い食感は、職人が一枚一枚手作業で焼くからこそ生まれるもの。「東京三大どら焼き」のひとつに数えられ、午前中に売り切れることも少なくありません。どら焼き好きなら必ず訪れたい一軒です。

どら焼きの生地づくりに興味がある方は、どら焼きの生地レシピ|ふんわり仕上げるプロのコツも参考にしてください。

舟和 本店(台東区浅草)

明治35年(1902年)創業の舟和は、「芋ようかん」で全国的な知名度を誇ります。さつまいもの自然な甘さをそのまま活かした製法で、砂糖を控えめにした素朴な味わいが支持されています。バターで焼いて食べるアレンジも人気があります。羊羹についてより深く知りたい方は、羊羹の種類と違い|練り・蒸し・水羊羹を徹底比較も参考になります。

うさぎや(台東区上野)

大正2年(1913年)創業のどら焼き専門店。亀十と並び「東京三大どら焼き」に名を連ねます。つぶあんのどら焼きは、餡の小豆の粒感がしっかり残り、皮との一体感が見事です。予約不可のため、開店直後の来店がおすすめです。

あんみつ みはし 上野本店(台東区上野)

昭和23年(1948年)創業。天草から炊き上げる自家製寒天と、北海道産小豆のこしあんが人気です。上野公園の散策後に立ち寄る常連客も多く、昔ながらの甘味処の雰囲気を今に伝えています。

赤坂・麻布十番エリアの和菓子名店

赤坂や麻布十番は、政財界の要人が通う格式ある和菓子店が集まるエリアです。贈答用の手土産としても安心して選べる品格あるお店が揃っています。

とらや 赤坂店(港区赤坂)

室町時代後期に京都で創業し、500年以上の歴史を持つ和菓子界の最高峰です。赤坂店限定の特製羊羹「千里の風」は、風を切って走る虎の躍動感を表現した芸術的な一品。小倉羊羹「夜の梅」は、切り口に浮かぶ小豆が夜の梅に見立てられた銘菓です。手土産にとらやの羊羹を選べば、まず間違いないと言えるでしょう。

浪花家総本店(港区麻布十番)

明治42年(1909年)創業のたい焼き発祥の名店です。「およげ!たいやきくん」のモデルになったとされるこの店のたい焼きは、薄い皮の中に頭から尻尾までぎっしりと餡が詰まっています。一匹一匹「一丁焼き」で仕上げる職人技は、見ているだけでも楽しめます。

青野総本舗(港区六本木)

安政3年(1856年)創業。看板商品の「鶯もち」は、四代目の弟である役者の「劇場で口や着物を汚さずに食べられる菓子を」というリクエストから生まれたもの。求肥で包んだ上品な甘さは、170年経った今も変わらない伝統の味です。

銀座・その他エリアの和菓子名店

空也(中央区銀座)

明治17年(1884年)に上野の池之端で創業し、戦後に銀座へ移転。夏目漱石の『吾輩は猫である』にも登場した「空也もなか」は、電話予約でもなかなか手に入らない幻の逸品です。瓢箪型のもなかに、甘さ控えめの小豆餡がぎっしり。予約は早めに入れておくことをおすすめします。最中の種類について詳しくは最中の種類と特徴|皮と餡の組み合わせで変わる奥深い世界でも解説しています。

御菓子司 中里(北区駒込)

明治6年(1873年)創業の「揚最中」は、ごま油で揚げた最中皮の香ばしさと塩気、中の餡の甘さが絶妙に調和する唯一無二の和菓子です。一般的な最中とはまったく異なる食体験を提供してくれます。

亀屋大和(千代田区東神田)

口コミ評価4.5(148件)。東神田で地元に愛される和菓子店です。丁寧に手作りされる練り切りや季節の上生菓子は、見た目の美しさと味の両方で高い評価を得ています。

しげ田(中央区湊)

口コミ評価4.5(92件)。小さな店舗ながら、職人の手仕事が光る和菓子を提供しています。季節ごとに変わる上生菓子は、その繊細な造形美と確かな味わいで、和菓子通のあいだで評判を呼んでいます。

東京の和菓子 目的別おすすめ早見表

東京の和菓子店は数が多いため、目的に合わせて選ぶのが効率的です。

目的 おすすめ店 理由
ビジネス手土産 とらや、榮太樓總本鋪 格式と知名度で安心感がある
カジュアルな差し入れ 翠江堂(いちご大福)、亀十(どら焼き) 話題性があり喜ばれる
食べ歩き 舟和、浪花家総本店 テイクアウトしやすく手頃
お取り寄せ とらや、舟和 オンラインショップ対応あり
和菓子体験 甘春堂(文京区)など 練り切り作り教室を開催する店もある
和菓子通の探訪 空也、御菓子司 中里 予約制・限定品で特別感がある

手土産の選び方で迷っている方は、和菓子の手土産おすすめガイド|シーン別の選び方も参考にしてください。また、遠方の方には和菓子のお取り寄せ人気12選もおすすめです。

職人目線で見た東京の和菓子事情

和菓子の仕事に携わっていると、東京ならではの特徴がいくつか見えてきます。

まず、東京の和菓子は「贈答文化」の影響を強く受けています。京都が茶道文化と結びついて発展したのに対し、東京では武家社会や商人文化の中で「人に贈るための菓子」として磨かれてきました。そのため、日持ちのする羊羹や飴菓子が発達したのは、手土産として持ち運ぶ需要があったからです。京都の和菓子文化との違いについては京都の和菓子老舗ガイドでも詳しく紹介しています。

もうひとつ注目すべきは、東京では新旧の融合が進んでいることです。老舗が伝統を守る一方で、ツバメヤのように地方発の人気店が東京に進出したり、フルーツ大福のようなモダンな和菓子が登場したりと、変化が絶えません。

6月の東京では、水無月やくず餅といった涼菓が各店に並び始めます。夏に向けた限定品を楽しめるのも、この時期ならではの魅力です。

東京の和菓子に関するよくある質問

Q1: 東京で一番有名な和菓子店はどこですか?

知名度と歴史の面では「とらや」が筆頭に挙げられます。室町時代後期に創業し、500年以上にわたり和菓子を作り続けている日本を代表する菓子舗です。赤坂店のほか東京駅や新宿にも店舗があります。

Q2: 東京三大どら焼きとは何ですか?

一般的に「うさぎや」(上野)、「亀十」(浅草)、「草月」(東十条)の3店を指します。それぞれ生地の食感や餡の炊き方に個性があり、食べ比べを楽しむファンも多くいます。

Q3: 東京で和菓子の手土産を買うならどこがおすすめですか?

ビジネスシーンなら「とらや」や「榮太樓總本鋪」の格式ある菓子が安心です。カジュアルな贈り物なら「翠江堂」のいちご大福や「亀十」のどら焼きが話題性があり喜ばれます。東京駅構内でも購入できる店舗があるため、出発直前の購入も可能です。

Q4: 東京で予約が必要な和菓子店はありますか?

「空也」のもなかは電話予約が必須で、数週間先まで埋まることもあります。「亀十」や「うさぎや」は予約不可ですが午前中に売り切れることがあるため、開店時間に合わせた来店をおすすめします。

Q5: 東京で和菓子作り体験ができる場所はありますか?

都内では練り切り体験教室を開催する和菓子店やカルチャースクールがあります。浅草や日本橋エリアに体験型のワークショップを行う店舗があり、観光客にも人気です。所要時間は60分から90分程度で、自分で作った和菓子は持ち帰ることができます。

Q6: 東京と京都の和菓子の違いは何ですか?

京都は茶道文化と密接に結びつき、上生菓子や干菓子など繊細な意匠の菓子が発達しました。一方、東京は贈答文化の影響で羊羹や飴菓子といった日持ちのする菓子が充実しています。どちらも職人の技が光りますが、求められる美意識の方向性が異なります。

Q7: 6月に東京で食べたい季節限定の和菓子はありますか?

6月は「水無月」が代表的です。三角形の外郎生地に小豆を散らした京都発祥の菓子で、夏越の祓いに食べる風習があります。また、くず餅やわらび餅など涼しげな食感の和菓子が各店で販売される時期でもあります。

関連記事: 京都の和菓子体験おすすめ7選|老舗教室の料金・予約を徹底比較

まとめ:東京の和菓子を楽しむために

東京の和菓子店選びで迷ったら、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 日本橋・中央区は老舗の宝庫。歴史ある店を巡りたいなら、まずこのエリアへ
  • 浅草・上野は食べ歩きに最適。どら焼きや芋ようかんなど手軽に楽しめる
  • 手土産には「とらや」や「榮太樓總本鋪」が安心。格式と知名度で失敗がない
  • 人気店は午前中に売り切れることがある。早めの来店を心がけたい
  • 6月は水無月やくず餅など涼菓の季節。限定品を狙うなら今がチャンス

和菓子の世界をさらに深く知りたい方は、和菓子業界全体の動向をまとめた和菓子業界の統計データまとめページもあわせてチェックしてみてください。

参考情報

  • Google Maps 店舗データ(2026年6月時点)
  • じゃらんニュース「東京都内 和菓子の名店8選」(2025年)
  • 食べログ 和菓子・甘味処 TOKYO 百名店(2023年選出)
  • とらや公式サイト「歴史」(toraya-group.co.jp)
  • 榮太樓總本鋪 公式サイト(azabu-aono.com / 文政元年創業)
  • 空也 松屋銀座100周年インタビュー(ginza100th-matsuya.com / 1884年創業)
  • 舟和 公式サイト「歴史」(funawa.jp / 明治35年創業)
  • 浪花家総本店(Wikipedia / 明治42年創業)



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