7月の和菓子レシピ5選|若鮎・錦玉羹など涼菓の作り方を職人目線で解説

7月の和菓子レシピ5選|若鮎・錦玉羹など涼菓の作り方を職人目線で解説 季節の和菓子

最終更新: 2026-06-04

7月は和菓子の世界でもっとも涼やかな表現が楽しめる季節です。鮎漁の解禁に合わせた「若鮎」、七夕の夜空を映した「錦玉羹」、夏越の祓から続く「葛まんじゅう」など、見た目にも味わいにも涼感が宿る菓子が並びます。

「夏に和菓子を手作りしてみたいけれど、暑い時期は生地がベタつきそう」「寒天やくず粉の扱いが難しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、7月にぴったりの和菓子レシピを5品厳選し、材料の選び方から仕上げのコツまで職人目線で解説します。初心者向けの難易度表記や失敗パターンの対策表も掲載していますので、はじめての夏の和菓子づくりの参考にしてください。

まずは7月の和菓子歳時記から全体像を確認し、そのあと各レシピの手順へ進みます。

7月の和菓子歳時記|この時期ならではの菓子と行事

7月の和菓子は、季節の行事や自然の風物詩と深く結びついています。レシピに入る前に、どの和菓子がどの行事に対応するのかを把握しておくと、手土産やおもてなしの場面で菓子選びに迷わなくなります。

時期 行事・風物詩 代表的な和菓子 特徴
7月上旬 鮎漁解禁・半夏生 若鮎(わかあゆ) カステラ生地に求肥を挟み、鮎の姿を模した焼き菓子
7月7日 七夕 錦玉羹(きんぎょくかん) 寒天を使い、天の川や星を表現した透明感のある菓子
7月中旬 中元・暑中見舞い 葛まんじゅう 本葛で餡を包んだ、つるりとした食感の涼菓
7月下旬 土用の丑の日 土用餅(あんころ餅) 餅をこしあんで包んだ素朴な菓子。夏バテ防止の願いを込める
7月通月 夏の茶席 水羊羹 水分を多く含み、口溶けの良い冷たい羊羹

7月は気温が25℃を超える日が増え(東京の平年値で25.7℃、気象庁データ)、和菓子づくりでは温度管理が一段と重要になります。特に寒天やくず粉を使う涼菓は、室温が高いと固まりにくくなるため、エアコンの効いた環境で作業することをおすすめします。

夏の和菓子の種類や特徴をさらに詳しく知りたい方は、あわせてご覧ください。

レシピに入る前に|共通の準備と材料の基礎知識

7月の和菓子づくりで使う材料には、いくつかの共通項目があります。レシピごとに重複する説明を省くため、ここで基本を押さえておきましょう。

主な材料と入手先

材料 用途 入手先の目安 保存のポイント
糸寒天・粉寒天 錦玉羹・水羊羹 スーパー製菓コーナー、富澤商店 常温で長期保存可。湿気に注意
本葛粉(吉野本葛) 葛まんじゅう 製菓材料店、通販 さつまいも澱粉混合品と本葛を区別する
こしあん・白あん 全般 スーパー、自家製も可 開封後は冷蔵で3日以内に使い切る
上白糖・グラニュー糖 全般 スーパー 和菓子には上白糖が多い。グラニュー糖は透明感を出したい錦玉羹向き
上新粉・白玉粉 土用餅 スーパー うるち米の上新粉ともち米の白玉粉を用途で使い分ける
薄力粉・卵 若鮎の生地 スーパー 卵は常温に戻してから使用

共通の道具

基本的な調理器具のほかに、以下があると便利です。

  • 流し缶(ステンレスまたはアルミ製): 錦玉羹・水羊羹の型として使用
  • 木べら・ゴムべら: 鍋底を焦がさないよう混ぜるときに必須
  • さらし布・ガーゼ: 葛まんじゅうの成形時に使用
  • ホットプレートまたはフッ素加工フライパン: 若鮎の生地を焼くときに使用

和菓子づくりの道具を一から揃えたい方は、和菓子の道具ガイド(初心者向け)も参考になります。

7月の和菓子レシピ5選|作り方をステップ解説

レシピ1: 若鮎(わかあゆ)

鮎漁の解禁を祝う初夏の風物詩です。カステラ生地で求肥を挟み、鮎の姿に仕上げます。焼き色の加減で表情が変わるため、何度作っても飽きない一品です。

項目 目安
所要時間 約60分(生地を休ませる時間含む)
費用 約800円(10個分)
難易度 中級
必要なもの フライパン、ボウル、泡立て器、金串

材料(10個分):

  • 卵 2個
  • 上白糖 80g
  • はちみつ 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 薄力粉 100g
  • 求肥(市販または自家製) 10個分

求肥の作り方については別記事で詳しく解説しています。

手順:

1. ボウルに卵を割り入れ、上白糖を加えてしっかり泡立てる。白っぽくもったりするまで混ぜることで、ふんわりとした生地になる

2. はちみつ、みりんを加えて混ぜ合わせる。はちみつを入れることで焼き色がつきやすくなり、鮎らしい飴色に仕上がる

3. 薄力粉をふるい入れ、切るようにさっくりと混ぜる。練りすぎるとグルテンが出て硬い生地になるため注意

4. ラップをかけて冷蔵庫で30分休ませる。生地を休ませることで粉が水分をしっかり吸い、焼きムラが減る

5. フライパンを弱火で温め、薄く油をひく。生地を楕円形(長さ約10cm)に流し入れる

6. 表面がほぼ乾いたら裏返し、15秒ほど焼いて取り出す。焼きすぎると硬くなるため、片面はほんのり色づく程度でよい

7. 生地が温かいうちに求肥を中央に置き、半分に折りたたむ。冷めると割れやすくなるため、手早く作業する

8. 金串を火で熱し、鮎の目と尾びれの模様を焼き入れる。焦がしすぎないよう一瞬だけ押し当てるのがコツ

実際に作ってみると、最初の1〜2枚は焼き加減の感覚をつかむのが難しいと感じる方が多いようです。練習用に少し多めに生地を用意しておくと安心です。和菓子教室でも「3枚目からきれいに焼ける」と指導されることが一般的で、最初の失敗は想定内と考えてください。

レシピ2: 錦玉羹(きんぎょくかん)|天の川

七夕にちなんだ、透明感のある美しい寒天菓子です。青や紫の色合いで夜空を、金箔や星型の寒天で天の川を表現します。見た目の華やかさに反して、手順自体はシンプルです。

項目 目安
所要時間 約40分(冷やし固める時間を除く)
費用 約600円(流し缶1台分)
難易度 初級〜中級
必要なもの 鍋、流し缶、食用色素

材料(流し缶1台分・約6切れ):

  • 粉寒天 4g(または糸寒天8g)
  • 水 500ml
  • グラニュー糖 250g
  • 食用色素(青・紫) 少量
  • 金箔(あれば) 少量
  • アラザン(星型があれば) 少量

手順:

1. 糸寒天を使う場合は、たっぷりの水に30分以上浸して柔らかくしておく。粉寒天の場合はこの工程を省略できる

2. 鍋に水と寒天を入れ、中火にかける。木べらで混ぜながら寒天を完全に溶かす。沸騰してから2分ほど煮続けるのがポイントで、溶け残りがあると仕上がりが濁る

3. グラニュー糖を加え、完全に溶かす。上白糖を使うと透明感がやや落ちるため、錦玉羹にはグラニュー糖が向いている

4. 火を止め、液を2〜3つに分ける。ひとつはそのまま(透明)、残りに食用色素を少量ずつ加えて青・紫に着色する

5. 流し缶にまず透明な液を薄く流し入れ、表面がうっすら固まったら星型のアラザンや金箔を散らす

6. その上から青い液をゆっくり注ぐ。一気に入れると層が混ざるため、スプーンの背に伝わせるように静かに流すのがコツ

7. 紫の液も同様に重ねる。色の境目をあえてぼかすと、夜空のグラデーションのような仕上がりになる

8. 常温で粗熱を取ったあと、冷蔵庫で2時間以上冷やし固める。急いで冷やすと表面にひび割れが入ることがあるため、まず常温で固めてから冷蔵庫に入れる

寒天を使った和菓子の基本をまとめた記事もありますので、寒天の扱いに不安がある方は先にご覧ください。

レシピ3: 葛まんじゅう

本葛のつるりとした口溶けが、暑い時期のおもてなしにぴったりの涼菓です。透き通った生地の中にこしあんが透けて見える姿が涼しげで、目でも楽しめます。

項目 目安
所要時間 約50分
費用 約1,000円(8個分、本葛使用の場合)
難易度 中級
必要なもの 鍋、木べら、さらし布、氷水

材料(8個分):

  • 本葛粉 80g
  • 水 300ml
  • 上白糖 60g
  • こしあん 160g(1個あたり20g)

手順:

1. こしあんを20gずつ丸めて8個の餡玉を作り、バットに並べて冷蔵庫で冷やしておく。餡が冷えているほうが包みやすい

2. 本葛粉をボウルに入れ、水を少しずつ加えながら塊がなくなるまで溶かす。茶こしやザルで漉して鍋に移すと、ダマが残らない

3. 上白糖を加えて混ぜ、中火にかける。木べらで鍋底からしっかり混ぜ続ける

4. 最初は白く濁っているが、火が通るにつれて透明に変わり始める。周囲から固まり始めたら弱火にし、全体が透明になるまで練り続ける

5. 生地が透明になったら火を止める。ここからは手早さが勝負で、生地が冷めると硬くなり包めなくなる

6. 木べらで生地を一口大(約40g)ずつ取り、濡らしたさらし布の上に広げる。中央に餡玉を置き、布ごと包むように成形する

7. 包み終わったら、ラップで茶巾絞りの形に整えて口をねじる

8. 氷水に5分ほど浸けて冷やす。冷やしすぎると生地が白く濁るため、透明感を保ちたい場合は食べる直前に冷水にくぐらせる程度でよい

本葛粉は「吉野本葛」と表示されたものを選ぶと、透明感と弾力のある仕上がりになります。「くず粉」と表示された製品にはさつまいも澱粉が混合されている場合があり、透明感はやや劣ります。価格は本葛粉のほうが高い(100gあたり500〜800円程度)ものの、仕上がりの差は歴然です。

レシピ4: 土用餅(あんころ餅)

土用の丑の日(2026年は7月26日)に食べる伝統的な和菓子です。「土用に餅を食べると暑気あたりしない」という言い伝えがあり、宮中の行事にも由来します。素朴ながら、餅のもちもち感とこしあんの上品な甘さが絶妙な組み合わせです。

項目 目安
所要時間 約30分
費用 約500円(8個分)
難易度 初級
必要なもの 耐熱ボウル、電子レンジ(または蒸し器)

材料(8個分):

  • 白玉粉 100g
  • 上白糖 30g
  • 水 120ml
  • こしあん 240g(1個あたり30g)

手順:

1. 耐熱ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えながらダマがなくなるまで混ぜる。上白糖を加えてさらに混ぜる

2. ラップをふんわりかけ、電子レンジ600Wで2分加熱する。取り出して木べらでよく混ぜ、再び2分加熱する

3. 生地が半透明になったらもう一度よく練り混ぜる。足りなければ追加で1分加熱する。餅に透明感が出たら完成のサイン

4. 手水(てみず)をつけながら生地を8等分にし、丸める。手水をケチると生地が手にくっつくため、たっぷり使う

5. こしあんを30gずつ手のひらで薄く広げ、丸めた餅を包む。餡が均一な厚さになるよう意識すると見栄えが良い

6. 形を整えて皿に並べたら完成。常温で2〜3時間以内に食べるのがもっともおいしい

電子レンジではなく蒸し器を使う方法もあります。蒸し器の場合は白玉粉と水を混ぜて15分蒸し、取り出して砂糖を加えてよく搗(つ)きます。蒸し器のほうがきめ細かい餅に仕上がりますが、手軽さでは電子レンジに軍配が上がります。

レシピ5: 水羊羹

7月を通じて楽しめる定番の涼菓です。水分を多く含み、つるりとした口溶けが特徴で、通常の羊羹よりも軽い甘さに仕上がります。冷蔵庫でよく冷やして食べるのが夏のスタイルです。

項目 目安
所要時間 約20分(冷やし固める時間を除く)
費用 約500円(流し缶1台分)
難易度 初級
必要なもの 鍋、流し缶、木べら

材料(流し缶1台分・約6切れ):

  • こしあん 300g
  • 粉寒天 2g(または糸寒天4g)
  • 水 400ml
  • 上白糖 50g
  • 塩 ひとつまみ

手順:

1. 鍋に水と粉寒天を入れ、中火にかけて混ぜながら寒天を完全に溶かす。沸騰後2分煮続ける

2. 上白糖を加えて溶かし、こしあんを少しずつ加える。一度に入れるとダマになるため、3〜4回に分けて加えながらその都度よく混ぜる

3. 塩をひとつまみ加える。塩は甘さを引き立てる効果があり、入れるのと入れないのとでは味わいに差が出る

4. 弱火で2〜3分練り混ぜ、全体がなめらかになったら火を止める

5. 流し缶を水で濡らし、液を流し入れる。表面の気泡はスプーンで取り除く

6. 常温で粗熱を取ったあと、冷蔵庫で3時間以上冷やし固める

水羊羹の詳しいレシピと寒天の選び方も別記事にまとめていますので、あわせてお読みください。

失敗しないためのコツ・注意点

7月の和菓子づくりで陥りがちな失敗パターンと、その対策をまとめました。

よくある失敗 原因 対策
錦玉羹が白く濁る 寒天の煮溶かし不足、または上白糖を使用 沸騰後2分以上煮る。グラニュー糖を使用する
葛まんじゅうが包めない 生地が冷めて硬化した 火を止めてから2分以内に成形する。手早さが命
若鮎の生地が厚くなる 生地を流す量が多い 大さじ2杯分を目安に。薄い楕円になるよう広げる
水羊羹がゆるすぎる 寒天の分量不足、またはあんこの水分量が多い 粉寒天は計量スプーンですりきりで正確に量る
土用餅の餡が割れる 餡を薄く伸ばしすぎた、または餡が冷たすぎた 餡は常温に戻してから作業する。厚さ3mm程度を維持
寒天菓子が型から外れない 型を濡らし忘れた 流し入れる前に必ず水で濡らす。型離れが格段に良くなる

夏場の和菓子づくりでは「温度管理」がもっとも重要なポイントです。室温が28℃を超える環境では、寒天液が固まるまでに時間がかかり、葛生地は通常より早く硬化します。エアコンを25℃前後に設定した部屋で作業することを強くおすすめします。

7月の和菓子をもっと楽しむ工夫

盛り付けと器選び

7月の和菓子は「涼」を演出する盛り付けで一段と映えます。ガラスの器に青もみじの葉を添えたり、竹の皮を敷いたりすると、視覚的な涼しさが加わります。

和菓子 おすすめの器 添えるもの
若鮎 白い平皿・笹の葉 ミントの葉で清涼感をプラス
錦玉羹 ガラスの小鉢 金箔、青もみじ
葛まんじゅう 氷を敷いたガラス鉢 笹の葉、氷
土用餅 木の菓子皿 懐紙
水羊羹 竹筒、ガラスの切り子 黒文字(和菓子用の楊枝)

日持ちと保存の目安

和菓子 保存方法 日持ちの目安
若鮎 常温(高温多湿を避ける) 当日〜翌日
錦玉羹 冷蔵保存 3〜4日
葛まんじゅう 冷蔵保存(食べる直前に冷水にくぐらせる) 当日中
土用餅 常温 当日中(餅が硬くなる前に)
水羊羹 冷蔵保存 3〜5日

葛まんじゅうと土用餅は作りたてがもっともおいしいため、食べる分だけ作るのが理想です。一方、錦玉羹と水羊羹は冷蔵で数日もつため、来客用に前日から仕込んでおくことができます。

水まんじゅうの作り方も夏の涼菓として人気があります。葛まんじゅうとの違いや食感の比較もぜひ参考にしてください。

よくある質問

Q1: 7月の和菓子で初心者がまず作るべきものは何ですか?

土用餅(あんころ餅)がもっとも取り組みやすい和菓子です。白玉粉と電子レンジがあれば30分で完成し、特別な道具も不要です。次のステップとして水羊羹に挑戦すると、寒天の扱い方が学べます。

Q2: 本葛粉とさつまいも澱粉の混合品では仕上がりにどのくらい差が出ますか?

本葛粉は透明感が高く、なめらかで弾力のある食感に仕上がります。混合品はやや白っぽく、もちもち感が弱くなります。葛まんじゅうのように透明感が見た目の大きな要素になる菓子では、本葛粉を使うことで仕上がりに明確な差が出ます。価格差は100gあたり300〜500円ほどです。

Q3: 寒天が固まりません。何が原因ですか?

もっとも多い原因は「煮溶かし不足」です。寒天は沸騰してから最低2分間煮続けないと完全に溶けず、固まる力が弱くなります。また、砂糖を加えると固まる温度が下がるため、砂糖の量が多いレシピでは冷蔵庫でしっかり冷やす時間を長めに取ってください。酸味の強いフルーツ(レモン、キウイなど)を加えると寒天が分解されて固まらなくなるため、これらを使う場合は固まったあとに飾る方法をおすすめします。

Q4: 若鮎の生地がうまく焼けません。コツはありますか?

火加減は「ごく弱火」が鉄則です。中火以上で焼くと表面だけ焦げて中が生焼けになります。フライパンの温度が安定するまで1〜2分待ってから焼き始めてください。また、生地を流したら触らずに待ち、表面がほぼ乾いてから裏返すと破れにくくなります。ホットプレートを使うと温度が一定に保てるため、複数枚を均一に焼きたい場合にはホットプレートのほうが向いています。

Q5: 錦玉羹の着色に使う食用色素は何がおすすめですか?

製菓用のジェルタイプの食用色素がおすすめです。液体タイプよりも少量で鮮やかな色が出せるため、寒天液の水分バランスを崩しにくい利点があります。天然色素(くちなし、紫芋パウダーなど)を使うこともできますが、加熱で色が変わりやすいため、火を止めてから加えるのが安全です。

Q6: 子どもと一緒に作れる7月の和菓子はありますか?

土用餅と錦玉羹が向いています。土用餅は白玉を丸めて餡で包む工程を子どもに任せられます。錦玉羹は色付きの寒天液を流し入れる作業が楽しく、星型の飾りを散らす工程は七夕のイベントとしても盛り上がります。ただし、加熱工程は必ず大人が担当してください。

Q7: 7月以外の季節でもこれらの和菓子を作ってよいですか?

水羊羹や葛まんじゅうは通年で作れます。ただし、若鮎は6〜7月の鮎漁解禁にちなんだ菓子であり、土用餅は土用の時期に食べる行事菓子です。季節感を大切にする和菓子の世界では、旬の時期に楽しむのが粋とされています。とはいえ、家庭で楽しむ分にはいつ作っても問題ありません。

関連記事: 冬の和菓子12選|12月〜2月の代表的な種類と職人目線の楽しみ方

関連記事: 秋の和菓子15選|9月〜11月の月別おすすめと職人目線の楽しみ方

まとめ:7月の和菓子レシピのポイント

  • 7月は若鮎、錦玉羹、葛まんじゅう、土用餅、水羊羹の5つが代表的な和菓子
  • 初心者はまず土用餅か水羊羹から始めると成功しやすい
  • 夏場は室温管理が最重要。エアコン25℃前後の環境で作業する
  • 葛まんじゅうには本葛粉を使うと透明感が段違いに仕上がる
  • 錦玉羹はグラニュー糖を選ぶと透明度が高まる
  • 涼しげな器と季節の葉をあしらうことで、味わいだけでなく目でも楽しめる

7月の和菓子づくりに慣れたら、水まんじゅう寒天ゼリーの和菓子など、夏の涼菓のレパートリーをさらに広げてみてください。

参考情報

  • 農林水産省「和スイーツレシピ帖:夏に涼やか透明和菓子」(農林水産省公式サイト aff 2024年7月号)
  • 甘春堂「和菓子職人が教えるカンタン和菓子レシピ」(kanshundo.co.jp)
  • 富澤商店「葛まんじゅうレシピ」(tomiz.com)
  • 気象庁「過去の気象データ(平年値: 1991-2020年平均)」
  • 暦生活「土用餅・若鮎」(543life.com、2026年6月確認)
  • 9rando.info「土用の丑の日 2026年」(2026年6月確認)



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