立秋(2026年は8月7日)を目前に控えた7月最終週、和菓子業界では夏の看板商品を軸にした各地の取り組みと老舗の話題が相次ぎました。岡山では和菓子店がかき氷を本格的な夏商品として育て上げている実態が伝えられ、兵庫県姫路では古民家を改装した新店舗が地域の話題を集めました。体験型コンテンツとしての和菓子の可能性も改めて注目された週です。7月27日から8月2日のニュースをカテゴリごとにまとめます。
今週のニュース一覧
| 日付 | カテゴリ | トピック | 媒体 |
|---|---|---|---|
| 7/26 | 業界トレンド | セブン-イレブンの夏の新作スイーツに和菓子系商品が話題 | dメニューニュース |
| 7/27 | 新商品・季節限定 | 岡山県内の和菓子店がかき氷を夏の看板商品に本腰 | 山陽新聞 |
| 7/27 | 業界トレンド | 京都で本格和菓子作り+食品サンプル体験が人気 | ウォーカープラス |
| 7/28 | 老舗・名店 | 姫路・夢前町に和菓子店「甘音屋 ゆめのさき」が開業 | 姫路経済新聞 |
| 7/31 | 老舗・名店 | 創業50周年の和菓子専科・明日香野が8月の一押し和菓子を発表 | ニコニコニュース |
| 8/1 | 新商品・季節限定 | もぐナビ7月第5週ランキング1位はバナナまんじゅう | もぐナビ |
老舗・名店
姫路・夢前町の古民家を改装した和菓子店「甘音屋 ゆめのさき」が開業
兵庫県姫路市夢前町に、古民家を改装した和菓子店「甘音屋 ゆめのさき」が7月28日に開業しました。歴史ある建築を活かしながら和菓子を届けるスタイルが、地域の文化と食を結びつけた新しい店づくりとして注目を集めています。
夢前町は姫路市の北部に位置し、夢前川上流域の豊かな自然に囲まれた山あいのエリアです。城下町・姫路の歴史的な背景を持ちながら、近年は農山村体験や古民家再生への関心が高まっているエリアでもあります。こうした環境に和菓子店が根を下ろすことは、地域の観光資源としての和菓子の可能性を示す好事例といえます。
古民家活用型の和菓子店は、建物そのものが持つ歴史や風情が菓子の世界観と重なり、訪問体験全体の価値を高めます。観光客だけでなく、地元の人々が訪れやすい日常の場所として機能することも、こうした店の強みです。店名「ゆめのさき」は夢前町の地名から付けられており、土地に深く根ざしたブランドとして展開する意図が感じられます。兵庫県の和菓子については、姫路周辺の老舗や銘菓をまとめた「姫路の和菓子おすすめ店ガイド」もあわせてご参照ください。(情報元:姫路経済新聞)
創業50周年の和菓子専科・明日香野が8月の一押し和菓子を発表
創業50周年の節目を迎えた和菓子専科「明日香野」が、8月に向けた一押し和菓子のラインナップを発表しました。地域に根ざした和菓子づくりを半世紀にわたって続けてきた同店が、記念の年に新たな夏の菓子を送り出したことが各メディアで取り上げられています。
創業50年という節目は、職人の技術と店の文化が世代を超えて継承されてきた証でもあります。和菓子の世界では100年超の歴史を持つ老舗が全国に数多く存在しますが、50年もまた、地域の食卓や贈り物の場面に寄り添い続けてきた歩みとして確かな重みを持ちます。記念の年に届ける夏の菓子には、蓄積された技術と「今の季節」が交差する特別な意味があります。
8月の和菓子は、立秋(2026年は8月7日)を境に菓銘が「夏の涼」から「秋の気配」へと移り変わる季節でもあります。水まんじゅうや葛菓子など涼感を演出する夏の定番に加え、栗の初物や萩の花など秋の装いを持つ菓子が店頭に顔を出しはじめるのがこの時期の特徴です。8月ならではの和菓子の選び方については「8月の和菓子おすすめガイド」も参考にしてください。(情報元:ニコニコニュース)
新商品・季節限定
岡山県内の和菓子店がかき氷に本腰、自家製シロップや映えで夏の看板商品へ
岡山県内の和菓子店がかき氷の販売に力を入れているとする特集記事が山陽新聞に掲載されました。自家製シロップや見た目の美しさへのこだわりが、SNSを通じた口コミと重なり合い、夏の集客を牽引する看板商品へと育ちつつある実態が伝えられています。
和菓子店がかき氷を夏の主力に据える動きは、近年全国的に広がっています。こし餡・白玉・抹茶シロップ・葛粉を使ったとろみのある蜜など、和菓子が持つ素材と技術は、かき氷に和の風情と深みのある甘さを加えるうえで、洋菓子店にはない独自の優位性を発揮します。
岡山は「晴れの国」として知られ、年間降水量1mm未満の日数が全国最多水準(気象庁1991〜2020年平均で276.7日)という恵まれた気候のもと、屋外飲食や観光と絡んだかき氷需要が高まりやすい土地柄です。職人が丁寧に仕込んだ自家製シロップや季節の素材を使ったかき氷は、「夏の和菓子体験」として訪問の目的そのものになりつつあります。写真映えする見た目の工夫も加わり、観光客・地元客の双方を取り込む好循環が生まれているようです。(情報元:山陽新聞)
もぐナビ7月第5週ランキング、バナナまんじゅうが和菓子・その他部門1位を獲得
食品口コミサイト「もぐナビ」が集計した2026年7月第5週(7月28日〜8月1日)のランキングで、バナナまんじゅうが和菓子・その他カテゴリの1位を獲得しました。前週の月餅サンドに続き、和の枠組みをやや広げた変わり種がランキング上位に顔を出す週となっています。
バナナは昭和から平成にかけて国民的なフルーツとして定着しており、バナナを素材に使った菓子は親しみやすさと独特の甘みで幅広い世代から支持されてきました。まんじゅうとバナナの組み合わせは、和の生地とフルーツ風味の餡が融合した商品で、懐かしさと新鮮さが共存しています。
コンビニや量販店を通じた流通ランキングは、消費者が「今どんな和菓子を選んでいるか」をリアルタイムに映す指標でもあります。月餅サンド、バナナまんじゅうと、伝統的な和菓子の枠を少し広げた商品が上位に続く傾向は、和菓子市場の裾野が着実に広がっていることを示しています。(情報元:もぐナビ)
業界トレンド
セブン-イレブンの夏の新作スイーツに和菓子系商品、コンビニでの存在感が継続
セブン-イレブンが発売した2026年夏の新作スイーツラインナップの中に和菓子的な要素を持つ商品が含まれており、食品メディアやSNSで話題になっています。大手コンビニが季節ごとに和菓子系商品を積極的に展開する背景には、国内消費者の和菓子への根強い支持があります。
コンビニにおける和菓子の存在感はここ数年で顕著に高まっています。和菓子系の新商品を季節ごとに投入する取り組みは、若い世代への和菓子の普及に寄与するとともに、伝統的な菓子文化を日常の購買行動に組み込む役割を担っています。とりわけ夏場は水まんじゅう・わらび餅・くずもちなど、コンビニでも再現しやすい和菓子カテゴリとの相性がよく、季節商品として定着しつつあります。
一方で、こうした動きは和菓子専門店との差別化をより鮮明に問うものでもあります。職人が手がける生菓子や老舗の銘品が持つ「本物感・ストーリー性・素材へのこだわり」は、量産品には替えられない固有の価値として、今後ますます重要になると考えられます。(情報元:dメニューニュース)
京都で「本格和菓子作り+食品サンプル」の体験プログラムが人気、インバウンド需要を取り込む
京都市内で、本格的な和菓子作りと食品サンプル制作の両方を体験できるプログラムが人気を集めているとして、ウォーカープラスに特集記事が掲載されました。訪日外国人を中心に、日本の食文化を「作る体験」として楽しみたいというニーズが高まっている実態が紹介されています。
近年の京都では「見る観光」から「体験する観光」へのシフトが顕著です。和菓子作り体験はその代表的なプログラムのひとつで、練り切りや干菓子の型抜きなど、複雑な技術がなくても形と色の美しさを楽しめるため、滞在時間が限られる旅行者とも親和性が高いとされています。完成した和菓子をそのまま食べたり、持ち帰ってお土産にできる点も体験の価値を高めています。
食品サンプルとのセット体験という組み合わせは、日本が誇るふたつの「工芸的食文化」を一度に楽しめる点が訪日客に響いているようです。和菓子を通じて日本の季節観や素材の哲学を伝えるこうした体験型コンテンツは、京都の和菓子文化を世界に発信するうえでも有効な接点となっています。(情報元:ウォーカープラス)
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まとめ
今週の和菓子業界では、老舗と新店それぞれの話題が印象的な週となりました。姫路・夢前町の「甘音屋 ゆめのさき」は、古民家という場所の記憶と和菓子の世界観が重なった店づくりが特徴的で、地域の文化資源を和菓子と結びつける動きの一例として注目に値します。創業50周年の明日香野の発表は、長年の技術の継承と今の季節の菓子が交差する老舗の底力を示しています。
新商品の面では、岡山のかき氷と量販系のバナナまんじゅうが対照的な形で和菓子の広がりを示しました。和菓子店が自家製シロップや映えを武器に夏の商品戦略を進化させている一方、コンビニやランキングサービスが和菓子系商品への関心を広く伝える役割を果たしています。
来週は立秋(8月7日)を迎え、和菓子の菓銘が「夏の涼」から「秋の訪れ」へと切り替わる時期です。お盆前後の手土産需要も本格化しており、老舗の夏限定商品や地方銘菓の話題がさらに増えることが予想されます。先週のまとめは「今週の和菓子ニュースまとめ【7/20〜7/26】」もあわせてご覧ください。
参考記事
- [洋菓子も和菓子も大当たり!!【セブン-イレブン】見つけたら即カゴしたい「新作スイーツ」 – dメニューニュース](https://news.google.com/rss/articles/CBMiogFBVV95cUxQOHRhYk4xWUlsNTFQTUVfdjNxTzJTaDhoZ3FDTFk5Und6LWlNVFNhTWRhRWFCMFZ6TmdLUUFSUFBfalF3MzJDcHE5RDdja0JIbWJXN0QyTVlVS0ZSSGgzOF82NlVaMDEzUmlwNkVOZGVvSjV2UHlkTmNrTTRpel9mWHc1X2JFTVJxS0hvNlBVVDh4eFhXeEZCR1V3TjJxRXhEQ0HSAacBQVVfeXFMT3E0VkFBN0o5WUNtSVlTUlFvU05NeVNPZHdVakR4NGJERmJkZnlRc2FPOWZyeEI5S3NNby1ySjdVQjhtVzFxQlJ5b01aR3BCNEJNTnd0Q291NVktSkk1NUV5NnJPbUIzZWl1MUo3RzMwdktrVUsxN05GZFdTNkI3SkFCcVNKQ01NQXl6Q2VqYjNJTlloNmtOcFFBV244Yk9NTGk0ckViWUU)
- [かき氷の販売に力、岡山県内和菓子店 自家製シロップや写真映え、夏の看板商品に – 山陽新聞](https://news.google.com/rss/articles/CBMiUkFVX3lxTFBRR3FiQl95dFpFUmk5OWdSODVQYVB6QUwzUlh0VkpQY3dLdlVzNmdZbERsVkhYWk4wRm5SbTZIejJJdUJOR3cwVlBtRWUtV05aVHc)
- [【京都観光】手作りに挑戦!本物の和菓子と食品サンプル作りを京都で体験 – ウォーカープラス](https://news.google.com/rss/articles/CBMie0FVX3lxTE5XVTFvUDdFdWVucnIza1VQaEpaRXlZLUJtTnI0T0ExVDdnUERHQ2JVUERCbVV3bUlsX0pSZ0JxN3NFeUhyYklaZ1cyMG4yS0dwUHRvWVVLTTJSbWg3cDBjUnhyaF9Ec1AtTFJQQV9KU19RYzZ6THBJSjEyOA)
- [姫路・夢前町に和菓子店「甘音屋 ゆめのさき」 古民家を改装 – 姫路経済新聞](https://news.google.com/rss/articles/CBMiUkFVX3lxTFBFZHo3NVI0WDVhY0cyU0lSRC1CaG5Hb3MtWGdBcVdrM2FOQXNjdl80NHZmSWdHYnJWLTJPTzVaY1dRMDVXc0ZxTzYxUVVQMmd4RXc)
- [8月の一押し和菓子をご案内! 創業50周年の和菓子専科・明日香野 – ニコニコニュース](https://news.google.com/rss/articles/CBMie0FVX3lxTE9MV1lJWWR5R3dTUF9DSDFWUVlXX1BJOERVakpaOWppQngwcXE4MUdRZHVxUmt6aS1iVmdvSzJXU1FTdlVWM2c4dXVtbmM0aWJDY2MybDRqQTRYTHp4S2JDV3NNUmVfeFFyR0FFbVNRekFpdHF0bkhzTDFNcw)
- [【2026年7月第5週】和菓子・その他ランキング1位はバナナまんじゅう!急上昇商品も続々まとめ – もぐナビ](https://news.google.com/rss/articles/CBMiZkFVX3lxTE1DMDFxSm9FZEpJd0plcGhJdXVMb1ljb3BvbGhqZm1PbjMwenJCV3FZYlBxdDRQX3Jfc3FiYkVOUjlKMHVLOWQzWm9hN0pPVlFVY2NZYXJPTEdKXzd6WlhFeDVURVlsQQ)


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